宗八健康Labo

健康に興味がある方に対して健康法や治療法などの情報を提供します

【子供を望んでいる】あなたへ

おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。土曜日以来の更新となりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか?月曜日の朝に大阪北部で大きな地震があり、被害がでている地域もあります。幸い、当院は震源地に近いにも関わらず大きな被害はでていませんが、患者さんのお宅では、瓦が落ちたり、壁にひびが入ったりと被害を受けておられる方もいます。まだ余震が続いていて、油断は出来ない状況ですが、これ以上の被害がでない事を只々祈るばかりです。

さて、今日からは【子供を望んでいる】あなたに向けて、「不妊治療」について、情報を発信していきますので、最後まで読んで頂けると嬉しいです。

数年前から「子供を望んでいるが、中々出来なくて悩んでいる」というカップルが急増しています。日本は不妊治療大国」でなんと、24人に1人が体外受精で生まれているというデータもあります。また、国立社会保障・人口問題研究所によると、不妊療」もしくは「不妊検査」を受けたことがあるカップルは、6組に1組もいるらしいです。「不妊治療」を受けるカップルがここまで増加している最大の理由は、結婚年齢が上がり、子供を持とうとする女性の年齢が高くなってきたことにあるとされています。男性の年齢も無関係ではないのですが、女性の加齢による妊娠する力の低下は早くから始まります。女性は年齢を重ねるるにつれてどこかで必ず妊娠出来なくなります。一方男性は精巣内で一生精子が作られるので、相手の女性が妊娠出来る状態であれば、生涯子供をもうける事が可能です。

女性の初産年齢の全国平均は30.6歳、男性が初めて子供をもつ年齢は平均32.6歳となっています。(厚生労働省人口動態統計2014)1950年~1970年代と比べると5~6歳も高くなっています。このように、初めて出産する女性の平均年齢が30歳を超えている国は、世界でも数えるほどしかありません。北欧では、早くから本気で少子化対策に予算を投じており、出産年齢の上昇スピードは落ちていますが、日本では、むしろ上昇スピードが上がっています。

当院でもオリジナルの「超妊活治療」を行っていますが、当院では患者さんに強くおススメしている事が2つあります。1つ目は「病院での治療と併用する」です。病院で検査を受けて頂くと「不妊症」の原因がはっきりする場合があり、場合によっては病院で適切な治療を受けて頂いた方が妊娠する確率が上がるからです。女性側に問題があるのか?男性側に問題があるのか?両方なのか?原因が分からないのか?病院で検査を受けるとなにかしらの結果が出ます。例え原因不明であっても原因不明という結果がでます。そこからが、「不妊治療」の第一歩です。女性側でも男性側でも何かしらはっきりした原因があるのであれば、東洋医学だけではなく、西洋医学的な観点からも治療を受けた方が良いでしょう。2つ目は「男性、女性共に治療を受ける」です。これは非常に大事な事です。病院で検査を受けて、女性側或いは、男性側どちらかに原因があったとします。「その原因があった方だけが治療を受けるのが当然だろう」と思われるかも知れませんが、決してそうではありません。「妊娠」は女性、男性の共同作業です。どちらか一方が欠けても出来ません。例えどちらかに原因があるにせよ、一緒に治療を受けて頂く事で、女性は男性の、男性は女性の気持ちが少しでも分かると思います。当院で行う治療は基本的には男性でも女性でも変わりません。同じ治療をカップルで受けて頂く事で、よりお互いの理解が深まると考えています。私がこの様に考えるキッカケになった患者さんが実際におられました。その方は女性の方で、長年病院で「不妊治療」を受けておられましたが、中々出来ずに悩んでおられました。よくよく話を聞いていくと、その方1人が悩んでおられて、旦那さんは全く興味がなさそうでした。この方にやって頂いた事は旦那さんを院まで連れてきて貰う事でした。そこで、旦那さんの気持ちを確認し、今後どの様に奥さんに協力していくのか、家で出来るセルフケアの方法を教えて、旦那さんに奥さんを毎日マッサージして貰いました。すると、治療を開始して3ヵ月経つか経たないかぐらいで妊娠されました。出産もスムーズにいきました。「妊娠」って身体の機能的な問題だけでなく、精神的な部分が大きく関係しています。特に、上記した患者さんの例は結構あるんじゃないかと感じています。まずは、人で悩まない事、お互いの理解を深め、意思を確認しあう事、そしてお互いの協力が欠かせません。そのお互いの協力があって初めて上手くいくものだと強く感じています。

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少し長くなりましたが、本日は【子供を望んでいる】あなたへ「不妊治療」における、日本の現状と当院の「不妊治療」に対しての考え方をお伝えしました。明日はもう少し踏み込んで、「妊娠」について知って頂きたいホルモン、病院で受ける検査にはどの様なものがあるのかなどをお伝えしていきたいと思います。本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また明日お会いしましょう!!

Take care of yourself!!