【小さいお子さんがおられる】あなたへ

おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。連日の大雨で大変な被害がでている所もある様ですが、あなたの地域は大丈夫でしたか？今回の大雨による災害などでお亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

さて、先週までは「鍼灸治療」について、西洋医学的な観点、東洋医学的な観点からお伝えさせて頂きましたが、如何でしたでしょうか？今週は先週からの続きで「小児鍼」についてお伝えしていきたいと思います。小さいお子様がおられる親御さん達には有益な情報になるので、最後まで読んで頂けると嬉しいです。それでは今週もはりきっていきましょう！！

当院に来院されている患者さんの中に、小さいお子さんがおられる方がちらほらいます。私自身も１歳２か月の娘がいるのでよく分かるのですが、その方達のお話を伺っているとやはり夜泣きや疳虫、食が細い、風邪を引きやすいなど様々な事で悩んでおられる親御さんがおられます。私はその方達に「小児鍼」をお勧めしています。「小児鍼」と聞くと「えっ？小さい子供に鍼するんですか？」とびっくりされるのですが、決して大人の方にする様に「鍼」を刺す訳ではありません。ではどうするのかというと「小児」用の「鍼」を使います。この「小児」用の「鍼」は刺す事を目的に作られているのではなく、擦ったりこすったりする為に作られています。

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この「小児鍼」を使って、お子さんの体の中にある経絡やツボを擦ったり、軽くポンポンと叩いたりして刺激を与えて、「気」の流れを整えていきます。子供というのは大人に比べて「気」が溢れていますから、刺激量は大人に比べて少なくても効果は抜群です。最初は腕や足の表面を「小児鍼」で擦っていくのですが、刺激に慣れない為か泣いてしまう子がほとんどですが、３回、４回続けて治療していくと、気持ちが良いのか自分から手や足を出して「コロコロやって」と言って来てくれる様になります。これはとても不思議です。でも子供なりに「気持ち良い」と感じているのでしょうね。

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「小児鍼」の１番の目的は小児の免疫力向上です。大人に比べて生まれてから間もない子供達は免疫力が弱い分、自然治癒力は旺盛です。東洋医学的にはこの「自然治癒力」は「気」でとらえています。「気」には「元気」、「営気」、「衛気」など種類があり、それぞれの役割が違います。この「気」は免疫力や自然治癒力だと思って貰うと分かり易いです。「小児鍼」を使って子どもの腕や足の皮膚表面を刺激する事で「気」の流れを整えて、「自然治癒力」がしっかり働く様に調整していきます。その結果「免疫力」も向上し、小さいお子様がおられる親御さん達がお悩みの症状が改善されていきます。