【本気で妊娠を望んでいる】あなたへ➃
おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。今日は朝から雨ですね。先日の台風で被害を受けておられる方々には雨は辛いですね。北海道でも大変な状況が続いていますが、本当に1日も早い復興をお祈りしています。本日も張り切っていきましょう!!
先週から「本気で妊娠を望んでいる」あなたにむけて「不妊治療」に関しての情報をお伝えさせて頂いています。これまでは、女性側の問題として、「器質性不妊」と「機能性不妊」についてお伝えしてきました。本日は男性側の問題、「男性不妊」についてお伝えしていきます。「不妊治療」というと、女性の問題というイメージが強いかもしれませんが、実際には男性側に問題がある場合も多く、年々「男性不妊」が増えている状況です。
私の考えは「不妊治療」は男女カップルで、お互いに協力して行うものですから、女性は男性に、男性は女性に興味を持って協力し合って頂けると物凄くスムーズに出来るものだと思います。女性側の問題だから、男性側の問題だからではなく、カップルでお互いの身体で起こっている事を把握して、協力していって下さい。
「男性不妊」は、すでに2000年以上前から知られていましたが、それを認めたくないという男のわがままから、「不妊」を全て女性に押し付けてきた歴史があります。現在の統計では、「男性不妊」の割合は全体の40%以上有るとされています。
「男性不妊」の原因は大きく分けると次の4つになります。
・造精機能障害:精子を作る能力が低いか、全くないもの。「男性不妊」の80%以上がこの造精機能障害と言われています。ただ、この造精機能障害にも原因不明とされるものが有り、50%~60%が原因を特定できないそうです。
・精子輸送障害:精子を送り出す男性性器の器質的な障害です。「男性不妊」の10%程度とされています。
・精子妊孕性障害:作られた精子の運動能力が低下していて、精子が受精するための能力を低下させている障害の事です。
・性機能障害:勃起不全と射精障害に分けられます。勃起障害とは、何らかの原因によりペニスが勃起しない、又は勃起が不完全で性行為が出来ない場合を指します。
射精障害とは、射精が不能なため、女性の内性器に精液を送ることができない場合と、射精は出来るものの、膣内に射精出来ず、自分の膀胱に逆流する障害などです。約5%程度がこの精機能障害と言われています。
まずは、「男性不妊」の原因についてはこの様なものがあるんだと理解して下さい。ダントツで多い原因は造精機能障害です。しかもその半分以上は原因不明とのことです。来週は私が考える原因についてお伝えさせて頂こうと思います。
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また来週元気にお会いしましょう!!
Have a good weekend!!