【腸内環境と睡眠の質】➂
こんにちは。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。今日は秋らしい爽やかな天気になりましたね。如何お過ごしでしょうか?9月も早いもんでもう2/3が終わりますね。これから本格的に秋を迎える季節になってきました。実り多い季節になる事を願っています。
さて、昨日は「腸内環境と睡眠の質」の関係という事で、質の高い睡眠に欠かせないホルモン、「セロトニン」と「メラトニン」のお話をさせて頂きました。改めて考えると腸って凄い働きをしていますね。やはり「第二の脳」と言われるだけあって、身体の様々な機能に関係しています。本日は「睡眠不足と腸内フローラ」の関係についてお話させて頂きます。是非最後まで読んで下さい。
腸の働きは迷走神経という神経が担っています。この迷走神経は腸に限らず心臓や肺といった臓器と脳を直接つなぎます。迷走神経を通じて運ばれる食物繊維の情報は、約90%が腸から脳へ渡り、その反対はないという事実が明らかになりました。つまり、腸内環境と腸の健康は、脳の機能を支配するという重要な役割を果たしているという事です。腸で起きた事は必ず脳まで伝わります。
私達の体内には細胞の10倍の数の細菌が生息していて、そのほとんどが腸に住みついています。この細菌の正常なバランスが保たれていれば、免疫系や消化器系の管理をはじめ、睡眠の正常化も助けてくれます。
細菌でも「善玉菌」と呼ばれるものは、健康の維持に大きく貢献してくれます。一方、「日和見菌」と呼ばれるものは、場合によっては身体に様々なダメージを与えます。
大切なのは、「善玉菌」に対する「日和見菌」の比率です。腸内細菌はお花畑の様に群れていることから、腸内フローラとも呼ばれます。人間の体内時計は細菌のバランスに影響を受けており、日常生活で普通に起こりうる時差ボケなどの出来事を経験するだけで、腸内毒素症が生じ、代謝異常を招きます。
また、腸内細菌に独自の体内時計があり、徹夜したり、寝不足になったりすれば、日和見菌に腸を(ひいては脳も)のっとられる機会を生む事になります。睡眠不足は、食べ物を選ぶ時の判断力の低下や過食を招くことも実証されており、どちらも日和見菌に主導権を握らせる行為です。
「善玉菌」と「日和見菌」は、腸内フローラとして共存しており、「セロトニン」の生成や「メラトニン」の分泌、ホルモンの働き全体を正常に保ちたいなら、腸内フローラのバランスが崩れて悪くなる事を避ける必要があります。
本日は「睡眠不足と腸内フローラ」の関係について説明させて頂きました。あなたの腸内環境は大丈夫ですか?明日は本日説明させて頂いた「腸内フローラ」のバランスを壊す物質や食品について紹介させて頂きます。まだまだ必見の内容になっています。
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また明日元気にお会いしましょう!!
Make your Intestinal environment great!!