宗八健康Labo

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【お灸でのセルフケアの方法を知りたい】あなたへ⑬

こんにちは。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。今週も始まりましたね。先日もこのブログで告知させて頂きましたが、只今当院では鍼灸のチカラ」のDVDのレンタルを行っております。このDVDを見て頂ければ、より深く「東洋医学」、「鍼灸治療」について理解して頂けると思います。つい先日からレンタルを始めましたが、物凄い反響です。興味がある方は当院受付までお声掛け下さい。見ていない方はきっと驚かれると思いますよ。

 

さて、先週は「冷え症」、「不妊症」についてのセルフケアの方法をお伝えさせて頂きましたが、如何でしたでしょうか?このブログを読んで下さっているあなたに症状が無くて困っていなくても、あなたの周りの家族や友人、知り合いに困っておられる方がいるかもしれません。もし、困っておられる方がいるのであれば、このブログの内容を教えてあげて下さい。もっともっと健康で人生を楽しんでおられる方を増やしていきたいと心から願っております。本日は「不安症(気分の落ち込み)」、「不眠」、「物忘れ・集中力がない」という症状についてのセルフケアの方法をお伝えしていきますので、是非最後まで読んで下さいね。

 

不安症(気分の落ち込み):不安症は全般性不安障害パニック障害、恐怖症、社会不安障害などがあり、どれも不安感によって気持ちの落ち込み、頭痛、動悸、発汗、食欲不振、下痢、不眠などの不定愁訴症状が現れます。お灸によって血の流れを改善し、栄養摂取を助けることで心身の疲れをとって改善を図ります。

東洋医学的には、肺虚証、腎虚によるもので、身体のあらゆる気を主る頭頂の百会、胸骨の真ん中にある膻中や、肩にある肩井への灸で気持ちを和らげながら、全身の各ツボへのお灸によって心身を回復させます。

ツボ:百会(ひゃくえ)、肩井(けんせい)、膻中(だんちゅう)、中脘(ちゅうかん)、三陰交(さんいんこう)、肝兪(かんゆ)、腎兪(じんゆ)、太衝(たいしょう)、湧泉(ゆうせん)

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不眠:不眠には入眠障害早朝覚醒中途覚醒、熟眠障害などがあり、原因は①疼痛、皮膚掻痒感、夜間頻尿などの身体的要因、➁騒音、光、旅行などの環境要因、➂甲状腺ホルモン剤、カフェイン、中枢神経作動薬などの薬物の副作用、➃ストレス、緊張などの心理的要因、➄うつ病、不安神経症などの精神障害があります。

東洋医学的には肝の血の変動、脂っこい食事や過食、働き過ぎ、思い悩むなどが原因と考えられ、お灸によって肝血の調整、脾胃の調和、腎気の回復を行います。

ツボ:百会(ひゃくえ)、中脘(ちゅうかん)、関元(かんげん)、肝兪(かんゆ)、脾兪(ひゆ)、腎兪(じんゆ)、三陰交(さんいんこう)、太渓(たいけい)、湧泉(ゆうせん)、失眠(しつみん)

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物忘れ・集中力がない:精神的疲労や加齢により、集中力が欠落して物忘れが多くなります。しだいに頭痛、動悸、発汗、食欲不振、下痢、不眠などの身体的病変も現れるようになります

東洋医学的には心、腎の病証で、全身の気と血のめぐり悪くなることが原因と診ます。頭頂の百会と足裏の湧泉へのお灸で全身の気血のめぐりをよくします。手のひらにある労宮や神門のお灸で心を落ち着かせ、精神疾患に効果的な心兪、不安感を和らげる三陰交、老化改善につながる腎兪へもお灸します。

ツボ:百会(ひゃくえ)、労宮(ろうきゅう)、神門(しんもん)、三陰交(さんいんこう)、心兪(しんゆ)、腎兪(じんゆ)、湧泉(ゆうせん)

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本日は「不安症(気分の落ち込み)」、「不眠」、「物忘れ・集中力がない」という症状に対してのセルフケアの方法をお伝えさせて頂きました。明日は「月経痛(月経困難症)」、「月経不順・無月経」、「月経前症候群についてのセルフケアの方法をお伝えさせて頂きます。

 

本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また明日お会いしましょう!!

 

Viva la Moxa!!