宗八健康Labo

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【お灸でのセルフケアの方法を知りたい】あなたへ⑰

おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。今日は朝から娘に絵本を読んできました。「おおきなかぶ」というタイトルの絵本なのですが、その中に「うんとこしょ」、「どっこいしょ」というセリフが何回も繰り返し出てくるのですが、その「うんとこしょ」、「どっこいしょ」が中々頭から離れません。子供もそうして言葉を覚えていくのかなと思いました。さあ今日も張り切っていきましょう!!

 

さて、昨日は「高血圧」、「低血圧」、「糖尿病」についてのセルフケアの方法をお伝えさせて頂きましたが、如何でしたでしょうか?本日は「胃痛」、「腹痛」、「下痢症」についてのセルフケアの方法をお伝えさせて頂きます。是非最後まで読んで下さい。

 

胃痛:胃痛には機能性疾患(消火器の動きの異常による病気)と器質性疾患(形などによる病気)があります。お灸が適しているのは機能性疾患で、不規則な生活や過労によるストレスで正常な胃の働きが阻害された場合に起こる胃もたれ、胃痛です。器質性疾患は専門医の診察を受けて下さい。

東洋医学的に胃痛は、「寒邪によるもの」、「暴飲暴食によるもの」、「精神疲労」、「不規則な食生活」によるとされ、気血の巡りをよくして改善します。膈兪と肝兪、脾兪の左右6か所は胃の六つ灸と呼ばれています。

ツボ足三里(あしさんり)、中脘(ちゅうかん)、天枢(てんすう)、胃兪(いゆ)、膈兪(かくゆ)、脾兪(ひゆ)

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腹痛:腹痛は腹部の疼痛の総称で、消化器系、泌尿器系、血管系、神経系、代謝系疾患などの広範囲にわたります。中でも多いのが消化器系による痛みです。

東洋医学的には寒邪(身体が冷えている状態)によるもの、暴飲暴食による脾虚証、精神的ストレスによるものが多いとされ、お灸では腹部を温めるような治療が中心となります。胃が弱っていると感じたら、胃をコントロールするツボの中脘や、胃腸の調子を整える万能のツボ、足三里にもお灸をします。

ツボ:中脘(ちゅうかん)、天枢(てんすう)、関元(かんげん)、梁丘(りょうきゅう)、足三里(あしさんり)、内関(ないかん)、膈兪(かくゆ)、脾兪(ひゆ)、胃兪(いゆ)

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下痢症:下痢は糞便内の水分量が多くなり、固形を保てなくなった状態。原因は食中毒などの細菌性のものや潰瘍性大腸炎クローン病心因性下痢、過敏性大腸症候群などもあります。

東洋医学的には寒邪による脾・胃・肺の虚証の人の暴飲暴食(辛味、油を多く含んだ食べ物を多くとる)、過度の飲酒などで下痢を起こすとされます。加齢による腎気の衰えによる下痢や、精神的ストレスからくる下痢(肝虚証)もあります。大腸の水分バランスを整えるツボである、水分へのお灸を中心に行います。

ツボ:水分(すいぶん)、天枢(てんすう)、関元(かんげん)、脾兪(ひゆ)、大腸兪(だいちょうゆ)、腎兪(じんゆ)、次髎(じりょう)、梁丘(りょうきゅう)、三陰交(さんいんこう)

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本日は「胃痛」、「腹痛」、「下痢症」に対してのセルフケアの方法をお伝えさせて頂きました。明日は「肩こり」、「五十肩」、「寝違え」についてのセルフケアの方法についてお伝えさせて頂きます。お楽しみに!!

 

本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また明日元気にお会いしましょう!!

 

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