宗八健康Labo

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【お灸でのセルフケアの方法を知りたい】あなたへ⑱

こんにちは。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。早いもので10月も残り1/3になってしまいましたが、如何お過ごしでしょうか?最近当院に来院されている患者さんの間でも風邪が流行っているみたいです。あなたは大丈夫ですか?季節の変わり目は身体が中々気温変動などについていけず、風邪が流行る時期です。しっかりと気温の変化などに応じて体温調節などを心掛けて風邪をひかないように注意して下さいね。因みに私は東洋医学的には「肺虚熱証」タイプなので、まだまだ半袖半パンで気を発散しまくっています。外を歩いていてもあまり寒いと感じません。発散命の佐藤です。

 

さて、昨日は「胃痛」、「腹痛」、「下痢症」についてのセルフケアの方法をお伝えさせて頂きましたが、如何でしたでしょうか?本日は「肩こり」、「五十肩」、「寝違い」についてのセルフケアの方法をお伝えさせて頂きます。是非最後まで読んで参考にして頂けたら嬉しいです。

 

肩こり:肩こりは頚部から肩甲骨の上部、肩甲骨の間が堅くこわばった症状の総称です。頚・肩周辺の筋肉疲労、精神的緊張、自律神経の影響などによって起こります。

東洋医学的には風寒の邪気、肝血の偏り、気血の流れが悪いことが多いとされます。ですからお灸も冷えや血行の改善、不眠解消のツボに行います。このような肩こりのツボのなかでも、肩のちょうど真ん中あたりにある「肩井」は有名です。セルフケアを行いやすい場所にあるので毎日据えるとよいです。

ツボ:肩井(けんせい)、風門(ふうもん)、身柱(しんちゅう)、曲池(きょくち)、足三里(あしさんり)、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、中脘(ちゅうかん)

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五十肩:五十肩は肩関節周囲の組織(筋・腱・靱帯・関節包・滑液包など)の加齢変性によって引き起こされる疾患です。

東洋医学的には風・寒・湿の外邪の侵襲によって起こるとされ、また気血の運行が阻害されることでも起こるともいわれます。肩を動かすと痛み、炎症のために熱を持つことがありますが、冷やさずに温めることが大切です。お灸でも肩を温めて血行をよくするために、肩周辺の肩井や肩ぐう、天髎のほか、肘周辺の手三里や尺沢にお灸をします。

ツボ:肩井(けんせい)、肩ぐう(けんぐう)、尺沢(しゃくたく)、臑会(じゅえ)、天髎(てんりょう)、手三里(てさんり)

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寝違え:寝違えは、頚肩腕の筋肉の緊張、疲労の蓄積、枕が合っていないなどによって起こります。長時間冷房に当たっていることも誘因になります。頚・頭を動かすと激痛が走り、めまいや手足のしびれが起きることもあります。

東洋医学的には風・寒・湿の外邪の侵襲によって引き起こされ、気血の運行が阻害されることでも起こるとされます。頚の痛みが強いときは頚へのお灸はせず、手のツボである曲池や外関、肩のツボの肩井などにお灸をします。

ツボ:曲池(きょくち)、外関(がいかん)、肩井(けんせい)、大椎(だいつい)、崑崙(こんろん)、太渓(たいけい)、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)

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本日は「肩こり」、「五十肩」、「寝違い」についてのセルフケアの方法を伝えさせて頂きました。明日は日曜日なのでブログの更新は行いません。明後日月曜日は「頭痛(偏頭痛)」、「疲れ目(眼精疲労)」、「めまい・立ちくらみ」についてのセルフケアについてのセルフケアの方法をお伝えさせて頂きますので楽しみにしていて下さいね。

 

本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また来週元気にお会いしましょう!!

 

Have a nice weekend!!

 

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