【お灸でのセルフケアの方法を知りたい】あなたへ㉑
おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。私は自宅から院まで歩いて通勤しているのですが、元々の体温が高いのか今だに暑く感じます。その為、まだ半袖、半パンで歩いているのですが、通勤途中、帰宅途中で会う通りがかりの人達の視線が冷たく感じます。気のせいでしょうか?確かに真夏よりは大分気温も下がって涼しくなりましたが、寒いとは1ミリも感じません。視線に負けずに頑張ります。
さて、昨日は「虚弱体質」、「食欲不振」、「疲れやすい・過労」についてのセルフケアの方法についてお伝えさせて頂きましたが、如何でしたでしょうか?本日は最近多い「かぜ」、「花粉症・アレルギー性鼻炎」、「気管支喘息」についてのセルフケアの方法をお伝えしていきます。是非最後まで読んで下さい。
・「かぜ」:一般的には発熱、咽頭の痛み、くしゃみ鼻水などの症状を伴うものをかぜといっています。多くはウイルス感染によりますが、正式な病名は「かぜ症候群」といわれるほど症状や原因は多岐にわたり、いまだにかぜの正体は不明なのです。
東洋医学的には風寒の邪気の侵襲による外感性発熱と、不規則な生活(食事や睡眠の不節)による内傷性発熱があります。そして後者を肺虚証と診ます。特にかぜのひき始めには中府、風池、風門、肺兪などにお灸をして、身体を温めて症状を緩和します。
ツボ:天突(てんとつ)、中府(ちゅうふ)、肩井(けんせい)、大椎(だいつい)、風池(ふうち)、風門(ふうもん)、太淵(たいえん)、中脘(ちゅうかん)、肺兪(はいゆ)、脾兪(ひゆ)、腎兪(じんゆ)、復溜(ふくりゅう)
・花粉症・アレルギー性鼻炎:おおまかにいって花粉症はアレルギー性鼻炎の症状に目のかゆみが加わったもの。どちらも症状を起こすアレルギー物質(アレルゲン)が体内に侵入して起こります。
東洋医学的には、体内の水分代謝に関係していると診ます。肺虚証、脾虚証、腎虚証によるため、水分の吸収や排出を改善するお灸を行います。注意事項は、お灸の煙を鼻から吸わないこと。両眉毛の中央にある印堂は花粉症や蓄膿症、鼻血、めまいなどによく効くツボですが、鼻に近いので要注意です。
ツボ:印堂(いんどう)、孔最(こうさい)、合谷(ごうこく)、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、中脘(ちゅうかん)、脾兪(ひゆ)、足三里(あしさんり)、三陰交(さんいんこう)
・気管支喘息:気管支喘息は慢性の炎症性気道障害で、気道の炎症や浮腫によるものと、アレルギー性のものがあります。ステロイド薬や気管支拡張剤が広く使われます。
東洋医学的には肺・脾・腎の病証で津液(体内の水分)の代謝をよくする治療が中心となります。津液は飲食物から胃腸で吸収され、肺は胃からの津液を全身へ拡散し、腎はそれを集めて不要なものを尿として排泄するので、その流れをよくするお灸をします。お灸の煙を吸い込まないように注意してください。
ツボ:中府(ちゅうふ)、膻中(だんちゅう)、孔最(こうさい)、肺兪(はいゆ)、脾兪(ひゆ)、腎兪(じんゆ)、関元(かんげん)、豊隆(ほうりゅう)
本日は「かぜ」、「花粉症・アレルギー性鼻炎」、「気管支喘息」のセルフケアの方法についてお伝えさせて頂きました。明日は「膝の痛み(変形性膝関節症)」、「太りやすい」、「むくみ」についてのセルフケアの方法をお伝えしていきます。お楽しみに。
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また明日元気にお会いしましょう!!
Have fun!!
高槻宗八鍼灸整骨院のLINE@始めました。是非友達になって下さい。