宗八健康Labo

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【東洋医学って何なの?】と思っているあなたへ➃

おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。大分冷え込むようになりましたね?着実に冬が近づいている感じですが、如何お過ごしですか?風邪が流行ってきているみたいなのでくれぐれも身体を冷やさない様にして気を付けて下さいね。冬は冷えが一番の大敵です。

 

さて、昨日は東洋医学の基本概念:気」についてお伝えさせて頂きましたが、如何でしたでしょうか?本日は東洋医学の基本概念:陰陽論・五行説についてお伝えさせて頂きます。一般的には聞きなれない言葉も多く、難しく感じられるかも分かりませんが、「へぇー、そんなんあるんや」ぐらいに思って頂ければ十分です。

 

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陰陽論「陰陽論」は、東洋医学を含め、中国古代哲学の核となる概念で、自然界のあらゆるものは「陰」「陽」という対立する2つのどちらかに分類できるという考え方です。

事物に例えると、宇宙では太陽が陽で月が陰、一日では昼が陽で夜が陰、空間では天が陽で地が陰、男女では男性が陽で女性が陰という具合です。ただし、この陰陽は常に一定ではありません。例えば、陽である男性も活動的なとき(陽)も静的なとき(陰)もあるし、陰である女性が活動的なとき(陽)も静的なとき(陰)もあります。これらを「陽中の陰」「陰中の陽」と言います。つまり陰陽は固定されてはいないのです。

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また、陰陽は一定のリズムで変化しています。一日は昼ばかりではなく、夜にもなります。季節も絶えず移り変わっています。

陰と陽はどちらかが増えすぎることなく、バランスを保ちながら安定しているのです。

東洋医学で陰陽を考えると、身体の表面では日光があたる背中や上半身は陽、腹側や下半身は陰になります。内臓では中身の詰まっていない胃、小腸などの「腑」は陽、中身が詰まっている肝、腎などの「臓」は陰となります。

また、人体の機能的な側面(身体を動かす活動エネルギー)は陽(または陽気という)、物質的側面(骨、血液、体液、臓腑)は陰となります。

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体内の陰陽のバランスが崩れると人は病気になり、同時にバランスを立て直そうとする力(自然治癒力)も働くと考えられています。東洋医学の治療の基本は、この自然治癒力を高めることにあるのです。

 

五行説東洋医学の基本概念にはもうひとつ五行説があります。

五行説も古代中国の思想で、この世のあらゆるものは「木」「火」「土」「金」「水」という5つのでれかにあてはめることができるという考え方です。これら5つの要素=五行には相互に抑制し合ったり、助け合ったりする運動法則があるとされています。

この木・火・土・金・水はそれぞれ次のような特徴があります。

:草木が芽を出し、万物が生じる時期。季節は春を象徴する。

:火が燃えている様。万物が長じる時期で、季節は夏を象徴する。

:万物を育てる母なる大地を意味し、四季のすべてにかかわりをもっている。

:金属の硬さや鋭さを意味し、季節は秋、収穫を象徴する。

:湧水を意味し、地の中にあって万物を生み出す源となる。季節は冬を象徴する。

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季節だけでなく、方角や自然現象、色、味、そして臓腑(五臓五腑)などについてもこの5つの要素で分類されていて、五行色体表にまとめられています。

五行説」は「気」の概念や「陰陽論」とともに東洋医学の診断や治療、漢方薬の処方などにおける、基本の考え方となっています。

 

五臓五腑:東洋医学では中身が詰まっている主要な臓器である「肝」「心」「脾」「肺」「腎」を「五臓といい、中身がつまっていない主要な臓器である「胆」「小腸」「胃」「大腸」「膀胱」を「五腑」という。「三焦(内臓を収納する胸腔・腹腔の全体)」を加えて六腑とするのが一般的に知られている。

 

本日は東洋医学の基本概念「陰陽論、五行説についてお伝えさせて頂きました。明日は東洋医学からみた人体」についてお伝えさせて頂きます。お楽しみに!!

 

本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また明日元気にお会いしましょう!!

 

See ya!!

 

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