【東洋医学って何なの?】と思っているあなたへ➅
おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。良い週末を過ごせましたか?私は大阪大学の箕面キャンパスでとあるイベントがあり、参加してきました。異文化に触れる事が出来ました。中国の満州族の衣装を着たり、ジビエ料理を食べたり、馬車を見たり、モンゴルの伝統楽器である馬頭琴の生演奏を聴いたりと家族で良い体験をする事が出来ました。早いもので11月も残りあと1/3ですね。今週も張り切っていきましょう!!
さて、先週は「東洋医学から見た人体」という事で「気血水論」と「臓腑経絡論」のお話をさせて頂きました。本日はその「気血水論」について詳しくお伝えさせて頂きます。これを知って頂く事で東洋医学的な人体観が理解して頂けると思うので、最後まで読んで下さいね。
●「気血水論」
人間の身体は「気・血・水(津液)」という3つの物質によって構成されていて、これらが体内を循環することによって生命活動を維持しているのです。
内臓や各器官は、「気・血・水」からエネルギーや栄養などを供給されているので、「気・血・水」が順調に循環している状態を「健康な状態」であると考えます。
「気」は、経絡をめぐって身体の中をたえず循環し、人間の生命活動を支えるエネルギーのような働きをします。
「血」は、血液のことだけでなく、栄養分全体を表し、「気」とともに体中をめぐって栄養を送る働きがあります。
「水(津液)」は、血液以外のリンパ液や涙、汗、粘液、尿などの水分のことで、身体の中をうるおす働きがあります。
それでは、私たちは「気・血・水」をどのように取り入れているのでしょうか?
それは、呼吸や飲食によって取り入れています。「気・血」は、呼吸運動によって取り込まれた大気と、消化吸収した飲食物から得た水穀の精微が合わさって生成されます。また、水穀の精微から同時に「水」が生成され、残りカスが便や尿として排出されます。
「気・血・水」は、常に身体を循環しているので、そのバランスが崩れて循環が滞ったり、不足したりすると、内臓などがうまく機能せず病気になります。「気・血・水」はお互いにバランスを取り合っているので、どれかが単独で変調が起きるというよりも、複合して起こることが多くあります。いずれにしても治療は、症状に合わせて行う必要があります。
※津液:「水」は「津液」とも呼ばれ、体内で活性のある正常な水分を指す。「水」と「津液」は同じ意味合いである。
本日は「気血水論」についてお伝えさせて頂きました。東洋医学的にはこれらのどれが欠けても健康な状態にはなれません。明日は本日お伝えさせて頂いた「気血水論」の「気・血・水」に関してそれぞれ詳しく解説させて頂きます。お楽しみに!!
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また明日元気にお会いしましょう!!
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