【東洋医学って何なの?】と思っているあなたへ⑬
おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。今日で11月も終わりですね。1日1日本当に日が過ぎるのが早いですね。気が付けばもう今年も終わりですね。このブログを読んで下さっているあなたはどんな年を過ごされましたか?目標などをたてられておられた方は達成出来ましたか?または達成出来そうですか?来年は平成も終わり、新な時代の幕開けに突入しますね。これからどんな時代になっていくのでしょうか?ワクワクドキドキです。
さて、前回は「東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「肺」についてお伝えさせて頂きました。本日は「腎」についてお伝えさせて頂きます。本日で五臓については最後になります。是非最後まで読んで下さいね。
五臓➄:腎
「腎」には「水」をコントロールする機能と成長・発育・生殖をつかさどる機能の2つがあります。腎臓は2つあるので左腎を「腎」、右腎を「命門」とする場合もあります。
・「腎」の機能
①体内の水分代謝をつかさどる
➁「精」をたくわえ、成長・発育・生殖をつかさどる
・「腎」と関連の深い臓器や器官
「腎」と対になる腑は「膀胱」です。また、脳、骨、骨髄、歯、髪、耳、尿道、肛門、生殖器も「腎」の影響を受けます。
・「腎」が不調になる原因
身体の冷やしすぎ、長期の立ち仕事、重労働、恐れをともなう精神的ストレス、塩分の取りすぎ、飲酒過多、過労、性生活の不摂生などは「腎」の不調の原因になります。
・「腎」の不調による症状
生殖をつかさどる命門の働きが異常に高まると、多夢、不眠、精神不安などの症状が出る場合もあります。男性の場合、勃起状態が続いたりします。また、腎臓そのものの炎症性疾患の場合は、急性腎炎など高熱や尿が出にくいなどの症状が出ます。
「腎」の陰分不足は、発熱しやすい、のぼせ、耳鳴り、めまい、腰やひざのだるさ、不眠、寝汗、のどの渇きなどの症状が出ます。
「腎の陽気」が不足すると、インポテンツ、不妊、身体の冷え、頻尿、老化現象、子どもの発育不全などが起きます。泌尿器系への影響では下半身の冷え、頻尿、夜間の排尿回数が増える、むくみなどの症状が出ます。
以上のような症状の場合、「腎」の「気」や「水(津液)」を補うなどの治療を行います。
※腎と命門:「腎」と「命門」に分けて考える場合、「腎」は水分代謝をコントロールする機能、「命門」は成長・発育・生殖をつかさどる機能となる。
※精:精は「腎精」とも呼ばれている。
※陰分:「血」や「水(津液)」などの液性成分のこと。
※腎の陽気:生殖や成長をつかさどるエネルギーのこと。
本日は「東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「腎」についてお伝えさせて頂きました。明日は今シリーズの最終回「六腑」についてお伝えさせて頂きますのでお楽しみに!!
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また明日元気にお会いしましょう!!
Have a good one!!
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