宗八健康Labo

健康に興味がある方に対して健康法や治療法などの情報を提供します

【東洋医学って何なの?】と思っているあなたへ⑭

おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。今日から12月が始まりましたね。今年もラスト1カ月。最後まで悔いの無い様に頑張っていきましょう!!今日の朝ニュースで見ましたが、Jリーグのビッセル神戸に元スペイン代表のビジャ選手が加入するらしいですね。イニエスタも獲得し、今度はビジャですか。神戸凄いですね。Jリーグもどんどん盛り上がって欲しいですね。

 

さて、昨日は東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「腎」についてお伝えさせて頂きました。本日は「臓腑経絡論」の最後「六腑」についてお伝えしていきます。この「東洋医学って何なの?」と思っておられるあなたへシリーズは本日で終了です。最後まで読んで東洋医学に対しての知識を少しでも深めて頂ければ嬉しいです。

f:id:sohachiacupuncture:20181201182711j:plain

 

「六腑」

「胆」「小腸」「胃」「大腸」「膀胱」「三焦の六腑は飲食物を消化吸収し、不要なものを排出する働きをします。

まず、飲食物は「脾」のコントロールのもと「胃」で消化され、「小腸」で「清(水穀の精微)」と「濁(水穀の精微以外のもの)」に分けられます。そして水穀の精微は「小腸」で吸収され、その後「脾」から「肺」に送られます。

一方、濁は「大腸」に送られます。「大腸」では濁から水分を吸収し、残ったカス(糟粕)を糞便として肛門から排出します。「胆」は消化吸収を補佐し、「膀胱」「三焦」は主に水分代謝にかかわる働きをします。

「胆は肝」「小腸は心」「胃は脾」「大腸は肺」「膀胱は腎」「三焦は命門」というように、腑は臓と対になって臓の働きを補佐する役割を担っています。そのため、臓か腑のどちらかに障害が起きると対となる器官にも不調が生じるのです。

f:id:sohachiacupuncture:20181201182628j:plain

 

:「胆」は六腑でありながら、直接的に消化吸収に携わる腑ではありません。また、外界と接していないので「奇恒の腑」のひとつとも言われます。しかし、胆汁を貯蔵、分泌して胃や腸の消化吸収を助けます。

 

:「胃」は消化機能を担います。口で咀嚼された飲食物を受けて消化し、それを「小腸」へ送ります。また、「脾」と対になり、「脾胃」というと消化器官すべてを意味します。

 

小腸:「胃」で消化されて送られてきた飲食物をさらに消化し、「清(水穀の精微)」と「濁」に分け、「清(水穀の精微)」を「脾」に、「濁」は「大腸」に送ります。

 

大腸:「小腸」から送られた「濁」から「津」を吸収し、残ったカス(糟粕)を糞便として肛門から排泄します。

 

膀胱:「膀胱」の解釈は西洋医学の臓器とほぼ同様です。体内をめぐり、「腎」に送られてきた「水」のうち、余分なものを尿として「膀胱」に集め、体外に排泄します。

 

三焦三焦」は腑ではなく、臓腑が収まっている胸腔から腹腔にかけてのことを言います。横隔膜までを「上焦」、横隔膜からへそまでを「中焦」、へそから恥骨までを「下焦」といい、3つの総称です。「三焦」の実体は定かではありませんが、機能は気の循環、水の代謝、水穀の消化などに関与するとされています。

 

糟粕:よいところを取り去ったカスという意味

 

奇恒の腑脳・髄・骨・脈・女子包(子宮)のことを指す。形は腑に似ているが、一般の臓腑とは役割が異なる。

 

:津は比較的さらさらとした体液の意味

f:id:sohachiacupuncture:20181201182735j:plain

 

本日は東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「六腑」についてお伝えさせて頂きました。これまで14回にわたって「東洋医学の基本概念」についてお伝えさせて頂きました。如何でしたでしょうか?このブログを読んで少しでも「東洋医学」について知って頂けたら良いなと思います。有難うございました。

 

来週からもあなたの健康に役立つ情報を発信していくのでお楽しみに!!

 

本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また来週元気にお会いしましょう!!

 

Have a good weekend!!

 

高槻宗八鍼灸整骨院のLINE@始めました。是非友達になって下さい!!

 

友だち追加