宗八健康Labo

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【東洋医学って何なの?】と思っているあなたへ⑭

おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。今日から12月が始まりましたね。今年もラスト1カ月。最後まで悔いの無い様に頑張っていきましょう!!今日の朝ニュースで見ましたが、Jリーグのビッセル神戸に元スペイン代表のビジャ選手が加入するらしいですね。イニエスタも獲得し、今度はビジャですか。神戸凄いですね。Jリーグもどんどん盛り上がって欲しいですね。

 

さて、昨日は東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「腎」についてお伝えさせて頂きました。本日は「臓腑経絡論」の最後「六腑」についてお伝えしていきます。この「東洋医学って何なの?」と思っておられるあなたへシリーズは本日で終了です。最後まで読んで東洋医学に対しての知識を少しでも深めて頂ければ嬉しいです。

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「六腑」

「胆」「小腸」「胃」「大腸」「膀胱」「三焦の六腑は飲食物を消化吸収し、不要なものを排出する働きをします。

まず、飲食物は「脾」のコントロールのもと「胃」で消化され、「小腸」で「清(水穀の精微)」と「濁(水穀の精微以外のもの)」に分けられます。そして水穀の精微は「小腸」で吸収され、その後「脾」から「肺」に送られます。

一方、濁は「大腸」に送られます。「大腸」では濁から水分を吸収し、残ったカス(糟粕)を糞便として肛門から排出します。「胆」は消化吸収を補佐し、「膀胱」「三焦」は主に水分代謝にかかわる働きをします。

「胆は肝」「小腸は心」「胃は脾」「大腸は肺」「膀胱は腎」「三焦は命門」というように、腑は臓と対になって臓の働きを補佐する役割を担っています。そのため、臓か腑のどちらかに障害が起きると対となる器官にも不調が生じるのです。

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:「胆」は六腑でありながら、直接的に消化吸収に携わる腑ではありません。また、外界と接していないので「奇恒の腑」のひとつとも言われます。しかし、胆汁を貯蔵、分泌して胃や腸の消化吸収を助けます。

 

:「胃」は消化機能を担います。口で咀嚼された飲食物を受けて消化し、それを「小腸」へ送ります。また、「脾」と対になり、「脾胃」というと消化器官すべてを意味します。

 

小腸:「胃」で消化されて送られてきた飲食物をさらに消化し、「清(水穀の精微)」と「濁」に分け、「清(水穀の精微)」を「脾」に、「濁」は「大腸」に送ります。

 

大腸:「小腸」から送られた「濁」から「津」を吸収し、残ったカス(糟粕)を糞便として肛門から排泄します。

 

膀胱:「膀胱」の解釈は西洋医学の臓器とほぼ同様です。体内をめぐり、「腎」に送られてきた「水」のうち、余分なものを尿として「膀胱」に集め、体外に排泄します。

 

三焦三焦」は腑ではなく、臓腑が収まっている胸腔から腹腔にかけてのことを言います。横隔膜までを「上焦」、横隔膜からへそまでを「中焦」、へそから恥骨までを「下焦」といい、3つの総称です。「三焦」の実体は定かではありませんが、機能は気の循環、水の代謝、水穀の消化などに関与するとされています。

 

糟粕:よいところを取り去ったカスという意味

 

奇恒の腑脳・髄・骨・脈・女子包(子宮)のことを指す。形は腑に似ているが、一般の臓腑とは役割が異なる。

 

:津は比較的さらさらとした体液の意味

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本日は東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「六腑」についてお伝えさせて頂きました。これまで14回にわたって「東洋医学の基本概念」についてお伝えさせて頂きました。如何でしたでしょうか?このブログを読んで少しでも「東洋医学」について知って頂けたら良いなと思います。有難うございました。

 

来週からもあなたの健康に役立つ情報を発信していくのでお楽しみに!!

 

本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また来週元気にお会いしましょう!!

 

Have a good weekend!!

 

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【東洋医学って何なの?】と思っているあなたへ⑬

おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。今日で11月も終わりですね。1日1日本当に日が過ぎるのが早いですね。気が付けばもう今年も終わりですね。このブログを読んで下さっているあなたはどんな年を過ごされましたか?目標などをたてられておられた方は達成出来ましたか?または達成出来そうですか?来年は平成も終わり、新な時代の幕開けに突入しますね。これからどんな時代になっていくのでしょうか?ワクワクドキドキです。

 

さて、前回は東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「肺」についてお伝えさせて頂きました。本日は「腎」についてお伝えさせて頂きます。本日で五臓については最後になります。是非最後まで読んで下さいね。

 

五臓➄:腎

 

「腎」には「水」をコントロールする機能と成長・発育・生殖をつかさどる機能の2つがあります。腎臓は2つあるので左腎を「腎」右腎を「命門」とする場合もあります。

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「腎」の機能

①体内の水分代謝をつかさどる

➁「精」をたくわえ、成長・発育・生殖をつかさどる

 

「腎」と関連の深い臓器や器官

「腎」と対になる腑は「膀胱」です。また、脳、骨、骨髄、歯、髪、耳、尿道、肛門、生殖器も「腎」の影響を受けます。

 

「腎」が不調になる原因

身体の冷やしすぎ、長期の立ち仕事、重労働、恐れをともなう精神的ストレス、塩分の取りすぎ、飲酒過多、過労、性生活の不摂生などは「腎」の不調の原因になります。

 

「腎」の不調による症状

生殖をつかさどる命門の働きが異常に高まると、多夢、不眠、精神不安などの症状が出る場合もあります。男性の場合、勃起状態が続いたりします。また、腎臓そのものの炎症性疾患の場合は、急性腎炎など高熱や尿が出にくいなどの症状が出ます。

「腎」の陰分不足は、発熱しやすい、のぼせ、耳鳴り、めまい、腰やひざのだるさ、不眠、寝汗、のどの渇きなどの症状が出ます。

「腎の陽気」が不足すると、インポテンツ、不妊、身体の冷え、頻尿、老化現象、子どもの発育不全などが起きます。泌尿器系への影響では下半身の冷え、頻尿、夜間の排尿回数が増える、むくみなどの症状が出ます。

以上のような症状の場合、「腎」の「気」や「水(津液)」を補うなどの治療を行います。

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腎と命門:「腎」と「命門」に分けて考える場合、「腎」は水分代謝をコントロールする機能「命門」は成長・発育・生殖をつかさどる機能となる。

 

:精は「腎精」とも呼ばれている。

 

陰分:「血」や「水(津液)」などの液性成分のこと。

 

腎の陽気:生殖や成長をつかさどるエネルギーのこと。

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本日は東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「腎」についてお伝えさせて頂きました。明日は今シリーズの最終回「六腑」についてお伝えさせて頂きますのでお楽しみに!!

 

本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また明日元気にお会いしましょう!!

 

Have a good one!!

 

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【東洋医学って何なの?】と思っているあなたへ⑫

おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。最近とても疑問に思っている事があるのですが、年末も近づいてきて来年のカレンダーや手帳が発売されていますよね?そのカレンダーや手帳ってどうなっているのかな?と思っています。何故なら来年の4月末で平成は終わり、新しい元号になるし、新天皇の即位に伴い5月のゴールデンウィークも10連休になるんじゃないか?と言われておりますが、何一つ確かな事は決まっていません。カレンダーや手帳を作って販売されている方はさぞお困りなのではないかな?と勝手に思っています。気にしない方のほうが多いんですかね?今日も張り切っていきましょう!!

 

さて、昨日は東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「脾」についてお伝えさせて頂きました。本日は「肺」についてお伝えさせて頂きます。是非最後まで読んで下さいね。

 

五臓➃:肺

 

「肺」は呼吸器の中枢器官ですが、東洋医学ではそれ以外の機能もあります。

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「肺」の機能

①:全身の「気」の流れを統括する。呼吸によって大気を取り込み、体内の汚れた「気」を排出する。取り込まれた大気は、水穀の精微と結合して宗気が生成される。

➁:水穀の精微と大気から作られた「気・血」および「水」を身体のすみずみまで行きわたらせる。

➂:身体の各器官を巡回した「水」を最終的に「腎」に誘導して尿として排出させる。また、皮膚表面で発汗の調節も行う。

 

「肺」と関連の深い臓器や器官

「肺」と対になる腑は「大腸」です。そのほか、鼻などの呼吸器や皮膚との関連が深く、皮膚呼吸や発汗も肺が調節します。

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「肺」が不調になる原因

「肺」は呼吸を通して外気と接するため、ウイルスなどの病因に侵されやすいのです。冷えや乾燥にも弱く、秋・冬は要注意です。

 

「肺」の不調による症状

「肺」の不調は主に鼻やのどを通じた外からの感染によって起きます。鼻水、節々の痛み、のどの痛み・渇きなどから始まります。それが悪化して「肺」本体におよぶと咳、痰、喘鳴、呼吸困難、肺炎などを起こします。

「肺」の「衛気」が不足すると、外部からの病因に侵されやすい状態になり、風邪を引きやすい、息切れなどの症状が出ます。また、「肺」の「水(津液)」が不足した場合は口やのどの渇き、乾いた咳などの症状が出ます。このような不調の場合、熱を下げる、「気」を補う、「水」を補うなどの治療を行います。

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喘鳴:呼吸するとゼイゼイ、ヒューヒューという雑音がともなうこと。

 

本日は東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「肺」についてお伝えさせて頂きました。明日は「腎」についてお伝えさせて頂くのでお楽しみに!!

 

本日も最後まで読んで頂き有難うございました。明日も元気にお会いしましょう!!

 

Have a nice day!!

 

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【東洋医学って何なの?】と思っているあなたへ⑪

おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。先日まで行われていた大相撲九州場所で見事優勝を果たした貴景勝関のニュースを見ていたら、関取になる前の学生時代の食費が月に30万円とありました。私もよく食べる方だと思いますが、流石に30万円分は食べれないなと思いました。やはり関取は規模が違いますね。次元の違いってあるんだなと実感しました。今日も張り切っていきましょう!!

 

さて、昨日は東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「心」についてお伝えさせて頂きましたが如何でしたでしょうか?このシリーズも11記事目を迎えましたが、なんとなく東洋医学に対してのイメージはついてきたでしょうか?本日は昨日の「心」に続いて「脾」についてお伝えしていきます。是非最後まで読んで下さいね。

 

五臓➂:脾

 

「脾」は、飲食物の消化・吸収、栄養分や水分の全身への運搬などを担います。

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「脾」の機能

①胃・小腸における飲食物の消化吸収をコントロールして、水穀の精微を作り、肺を通じて栄養分を全身に送り出す。また、水穀の精微から分離した「水」の運搬を行う。

➁血液の循環を正常に働かせ、血脈から血液が漏れないようにする。

➂水穀の精微を上にあげる作用をもち、内臓下垂などを防ぐ役割も果たす。

 

「脾」と関連の深い臓器や器官

「脾」は六腑の「胃」とセットで消化器系機能全体を表します。また、肌肉(皮下組織)や口などが影響を受けます。

 

「脾」が不調になる原因

「脾」は湿邪に弱く、その影響が胃腸の不調や肌肉におよんだ場合は、手足のだるさとして現れます。また、食事の不摂生や過労なども原因となります。

 

「脾」の不調による症状

「脾」の「気」が不足してくると、消化活動が弱まります。そのため、腹部膨満、下痢などの症状が起きます。また、消化活動以外の機能も低下するため、内臓が下垂したり、女性の不正出血なども起きやすくなります。

湿邪による「脾」の不調では、「水」の運搬作用が阻害されるため、軟便、腹部膨満、手足のだるさやむくみが起きます。

「脾」の陰分(「血」や「水(津液)」が不足すると、「脾」が炎症を起こし、唇・舌・口の渇き、味覚障害などの症状が出ます。その場合、「脾」の「気」や「陰分」を補う治療、湿邪を除く治療などを行います。

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:「脾」は中国の漢代(紀元前200~220年)までは膵臓だったが、明代(1368~1644年)以降には現代の脾臓を指すようになった。しかし、東洋医学上の機能は昔も今も同じで、消化器系の機能を意味する。

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湿邪:湿気。病気の原因となる場合「湿邪」という。

 

本日は東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「脾」についてお伝えさせて頂きました。明日は「肺」についてお伝えしていきますのでお楽しみに!!

 

本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また明日元気にお会いしましょう!!

 

See you tomorrow!!

 

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【東洋医学って何なの?】と思っているあなたへ⑩

おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。良い週末を過ごせましたか?急に冷え込んできて、朝晩はすっかり冬の気候になりましたね。巷では風邪が流行っているみたいなのでくれぐれも身体を冷やさない様に注意して下さいね。高槻宗八鍼灸整骨院のLINE@でもあなたの「健康」に関する情報を発信させて頂いております。まだ、友達登録していない方は是非友達になって情報を取って頂けたら嬉しいです。

 

さて、先週は東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「肝」について詳しくお伝えさせて頂きました。本日は「肝」に続いて「心」について詳しくお伝えしていきますので最後まで読んで下さいね。

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五臓➁:心

「心」は五臓の中でもっとも重要な臓器です。全身に「血」を送り出すだけでなく、精神や意識などもコントロールしています。

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「心」の機能

①:血液を全身に運搬し、血脈の働きや血流をコントロールする。

➁:精神・思考・判断処理・意識・言語機能などの中枢神経系の働きをつかさどる。

➂:汗の分泌をつかさどる。

 

「心」と関連の深い臓器や器官

「心」と対の腑は「小腸」です。また、顔や舌と関連が深く、顔色、言語、舌の運動、味覚などは「心」の状態の影響をうけます。

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「心」が不調になる原因

栄養不足や栄養過多による肥満、水分の過剰摂取、強い精神的ショック、持続的な精神的ストレスや睡眠不足などによって「心」が不調になることが多いです。

 

「心」の不調による症状

「心」のつかさどる中枢神経系に不調が起き、興奮過多になると発熱、顔面の紅潮、イライラ、不安などのほか、口内炎、舌の炎症などの症状が起きます。

「心」の「気」が不足すると神経衰弱、心臓神経症、冠状動脈不全、健忘症などの症状があり、さらに悪化すると身体の冷え、寒気、顔面蒼白などが加わります。「心」の「血」の不足は貧血、自律神経失調、不眠症などを起こし、悪化すると発熱、のぼせ、イライラ、口の渇きなどをともないます。

このような不調が起きた場合、「心」の興奮を鎮める治療や「気」「血」を補う治療などを行います。心臓機能そのものの疾患では、心筋梗塞などの重い疾患があります。

 

中枢神経系:脳と脊髄からなる神経の中枢部で全神経の統合・支配などの役割をしている。

 

本日は東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「心」について詳しくお伝えさせて頂きました。明日は本日の続きで「脾」についてお伝えしていきますのでお楽しみに!!

 

本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また明日元気にお会いしましょう!!

 

Have a wonderful day!!

 

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【東洋医学って何なの?】と思っているあなたへ⑨

おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。昨日は勤労感謝の日で祝日でしたが、良い休日を過ごせましたか?私は一昨日に大阪市内に行き、「メタトロン」という機械で全身のスキャンと身体のどこに問題があるのか?自分に合っている食材、合っていない食材、チャクラの状態などをチェックして頂きました。色々結果が出たのですが、食材に関しては自分が普段から好き好んで食べている物と自分の身体に合っている食材は全然違う事が分かり、ある意味ショックでした。人間1人1人の顔が違う様にその方によって身体に合っている食材、合っていない食材は違う事が良く分かりました。当院で行っている治療も1人1人の状態によって違います。それと一緒だなと思いました。

 

さて、前回は「東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」についてお伝えさせて頂きましたが、如何でしたでしょうか?本日はその「臓腑経絡論」の五臓の中の「肝」について詳しく説明させて頂きます。是非最後まで読んで下さいね!!

 

 

五臓①:肝

「肝」は、「気」「血」との関係が深く、肝臓の機能だけでなく、精神面にも関係します。

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「肝」の機能

①:血脈や経絡を通じて「気」「血」の流れをコントロールする。

➁:血液の貯蔵と全身を循環している血流量の調節、血液の解毒を行う

 

「肝」と関連の深い臓器や器官

「肝」と六腑の中の「胆」は密接な関係にあり、「胆」の機能は「肝」に附属しているとされています。そのほかには、頭部、子宮などの生殖器、泌尿器、腱や靱帯、眼などとの関連が深いとされています。

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「肝」が不調になる原因

西洋医学ではウイルス、アルコール、過労などがあげられますが、東洋医学では、長期にわたるストレス(怒りの感情)や過労、栄養不足によって起こると考えられています。

 

「肝」の不調による症状

「肝」は不摂生や過労により働きが高ぶったり、肝臓の炎症を引き起こします。症状は、嘔吐、腹部膨満、口が苦い、脇の痛みなどで、悪化すると黄疸や肝炎、胆石などの病気となります。「肝」の「気」を調節する作用に障害が出ると、「気の上衝」が起こり、イライラ、怒りっぽくなる、のぼせ、めまい、胸脇苦満などの症状が起きます。

また、「肝」は「血」を貯蔵するところでもあるため、変調すると「血」が不足しやすくなります。皮膚の色つやが悪くなったり、女性の場合は月経不順などの症状が起きます。

このような不調が起きた場合、「肝」の炎症を鎮める「気」の流れを調える、「血」の不足を補うなどの治療を行います。

「気の上衝」:体内の「気」が上部に突き上げてくる状態。

「胸脇苦満」:みぞおちから胸のわきにかけて充満した感じがして苦しく、肋骨の下を押すと抵抗がある症状。

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本日は「東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の中の「肝」について詳しくお伝えさせて頂きました。来週は「臓腑経絡論」の続きで「心」について詳しくお伝えしていきますのでお楽しみに!!

 

本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また来週元気にお会いしましょう!!

 

Have a good weekend!!

 

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【東洋医学って何なの?】と思っているあなたへ⑧

おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。昨日はまたサッカー日本代表の試合がありましたね。対キルギス戦でしたが、強いですね。森安監督になってから負けなしです。メンバーも前回のワールドカップの時よりも若返ってメンバーの層も厚くなったような気がしているのは私だけでしょうか?来年にはアジア杯があるので、まずはアジアナンバーワンになって欲しいですね。

 

さて、昨日は「東洋医学の基本概念」の1つである「気血水論」について「気」「血」「水(津液)」各々解説させて頂きました。本日からは「東洋医学の基本概念」のもう1つである「臓腑経絡論」についてお伝えさせて頂きます。こちらも東洋医学的に身体を診る上で非常に大事な考え方になってくるので、是非最後まで読んで下さいね。

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五臓六腑」とは?

東洋医学において、人体のしくみについての基礎理論である臓腑経絡論のうち、まずは「臓腑」について見ていきましょう。

「臓腑」とは内臓のことです。

東洋医学でのとらえ方は、西洋医学の内臓器官の分類とは多少異なります。東洋医学における臓腑は、単に内臓の名称を表すだけでなく、臓腑のもつ機能や役割などを含んだ、より広い意味をもっているのです。

五臓「肝・心・脾・肺・腎」で、これに対応する腑は「胆・小腸・胃・大腸・膀胱」の5つです。6つめを三焦といい、これは臓腑が収まっている胸腔と腹腔のことを指します。

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六腑は、主に食物の消化吸収を行い、飲食物を水穀の精微に変換するサポートをしています。また「水(津液)」の通路となり、水分代謝に関係するほか、便や尿などを溜めたり、排泄したりします。

臓と腑は裏と表のような関係があり、相互に協力し合いながら機能しています。「肝と胆」「心と小腸」「胃と脾」「肺と大腸」「腎と膀胱」という組み合わせです。

とくに関連の深い臓腑の場合は「脾胃」のように、消化器全体を表す言葉としてセットで用いられます。また「気・血・水」の生成や運搬は、臓腑どうしが密接な関連をもって行うため、ひとつの臓に異常が現れても、ほかの臓や腑に影響が出る場合もあります。

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本日は「東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」についてお伝えさせて頂きました。明日は「肝・心・脾」の働きについて詳しくお伝えさせて頂きます。お楽しみに!!

 

本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また明日元気にお会いしましょう!!

 

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