宗八健康Labo

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【東洋医学って何なの?】と思っているあなたへ⑪

おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。先日まで行われていた大相撲九州場所で見事優勝を果たした貴景勝関のニュースを見ていたら、関取になる前の学生時代の食費が月に30万円とありました。私もよく食べる方だと思いますが、流石に30万円分は食べれないなと思いました。やはり関取は規模が違いますね。次元の違いってあるんだなと実感しました。今日も張り切っていきましょう!!

 

さて、昨日は東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「心」についてお伝えさせて頂きましたが如何でしたでしょうか?このシリーズも11記事目を迎えましたが、なんとなく東洋医学に対してのイメージはついてきたでしょうか?本日は昨日の「心」に続いて「脾」についてお伝えしていきます。是非最後まで読んで下さいね。

 

五臓➂:脾

 

「脾」は、飲食物の消化・吸収、栄養分や水分の全身への運搬などを担います。

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「脾」の機能

①胃・小腸における飲食物の消化吸収をコントロールして、水穀の精微を作り、肺を通じて栄養分を全身に送り出す。また、水穀の精微から分離した「水」の運搬を行う。

➁血液の循環を正常に働かせ、血脈から血液が漏れないようにする。

➂水穀の精微を上にあげる作用をもち、内臓下垂などを防ぐ役割も果たす。

 

「脾」と関連の深い臓器や器官

「脾」は六腑の「胃」とセットで消化器系機能全体を表します。また、肌肉(皮下組織)や口などが影響を受けます。

 

「脾」が不調になる原因

「脾」は湿邪に弱く、その影響が胃腸の不調や肌肉におよんだ場合は、手足のだるさとして現れます。また、食事の不摂生や過労なども原因となります。

 

「脾」の不調による症状

「脾」の「気」が不足してくると、消化活動が弱まります。そのため、腹部膨満、下痢などの症状が起きます。また、消化活動以外の機能も低下するため、内臓が下垂したり、女性の不正出血なども起きやすくなります。

湿邪による「脾」の不調では、「水」の運搬作用が阻害されるため、軟便、腹部膨満、手足のだるさやむくみが起きます。

「脾」の陰分(「血」や「水(津液)」が不足すると、「脾」が炎症を起こし、唇・舌・口の渇き、味覚障害などの症状が出ます。その場合、「脾」の「気」や「陰分」を補う治療、湿邪を除く治療などを行います。

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:「脾」は中国の漢代(紀元前200~220年)までは膵臓だったが、明代(1368~1644年)以降には現代の脾臓を指すようになった。しかし、東洋医学上の機能は昔も今も同じで、消化器系の機能を意味する。

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湿邪:湿気。病気の原因となる場合「湿邪」という。

 

本日は東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「脾」についてお伝えさせて頂きました。明日は「肺」についてお伝えしていきますのでお楽しみに!!

 

本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また明日元気にお会いしましょう!!

 

See you tomorrow!!

 

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