【東洋医学って何なの?】と思っているあなたへ⑫
おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。最近とても疑問に思っている事があるのですが、年末も近づいてきて来年のカレンダーや手帳が発売されていますよね?そのカレンダーや手帳ってどうなっているのかな?と思っています。何故なら来年の4月末で平成は終わり、新しい元号になるし、新天皇の即位に伴い5月のゴールデンウィークも10連休になるんじゃないか?と言われておりますが、何一つ確かな事は決まっていません。カレンダーや手帳を作って販売されている方はさぞお困りなのではないかな?と勝手に思っています。気にしない方のほうが多いんですかね?今日も張り切っていきましょう!!
さて、昨日は「東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「脾」についてお伝えさせて頂きました。本日は「肺」についてお伝えさせて頂きます。是非最後まで読んで下さいね。
五臓➃:肺
「肺」は呼吸器の中枢器官ですが、東洋医学ではそれ以外の機能もあります。
・「肺」の機能
①:全身の「気」の流れを統括する。呼吸によって大気を取り込み、体内の汚れた「気」を排出する。取り込まれた大気は、水穀の精微と結合して宗気が生成される。
➁:水穀の精微と大気から作られた「気・血」および「水」を身体のすみずみまで行きわたらせる。
➂:身体の各器官を巡回した「水」を最終的に「腎」に誘導して尿として排出させる。また、皮膚表面で発汗の調節も行う。
・「肺」と関連の深い臓器や器官
「肺」と対になる腑は「大腸」です。そのほか、鼻などの呼吸器や皮膚との関連が深く、皮膚呼吸や発汗も肺が調節します。
・「肺」が不調になる原因
「肺」は呼吸を通して外気と接するため、ウイルスなどの病因に侵されやすいのです。冷えや乾燥にも弱く、秋・冬は要注意です。
・「肺」の不調による症状
「肺」の不調は主に鼻やのどを通じた外からの感染によって起きます。鼻水、節々の痛み、のどの痛み・渇きなどから始まります。それが悪化して「肺」本体におよぶと咳、痰、喘鳴、呼吸困難、肺炎などを起こします。
「肺」の「衛気」が不足すると、外部からの病因に侵されやすい状態になり、風邪を引きやすい、息切れなどの症状が出ます。また、「肺」の「水(津液)」が不足した場合は口やのどの渇き、乾いた咳などの症状が出ます。このような不調の場合、熱を下げる、「気」を補う、「水」を補うなどの治療を行います。
※喘鳴:呼吸するとゼイゼイ、ヒューヒューという雑音がともなうこと。
本日は「東洋医学の基本概念」である「臓腑経絡論」の「肺」についてお伝えさせて頂きました。明日は「腎」についてお伝えさせて頂くのでお楽しみに!!
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。明日も元気にお会いしましょう!!
Have a nice day!!
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