宗八健康Labo

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【お灸でのセルフケアの方法を知りたい】あなたへ➃

おはようございます。高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。今日も秋晴れの気持ち良い気候になりました。如何お過ごしでしょうか?以前にもお伝えさせて頂いたのですが、当院では10月からサプリメントの販売を開始致します。これからもあなたの健康を守る為にお手伝い・応援出来る様に精進していきますので宜しくお願い致します。

 

さて、昨日は日本における「お灸」の歴史についてお話させて頂きました。如何でしたでしょうか?本日からは「お灸」の種類について紹介させて頂きます。一般的にドラッグストアなどで販売されている「お灸」は「台座灸」と言って直接皮膚にもぐさをのせる「お灸」ではありません。もぐさと皮膚の間に台座があるので、そこまで熱く感じるという事は少ないと思います。当院でもこの「台座灸」を使用していますが、症状によっては直接皮膚にもぐさをのせて据える「お灸」をする事もあります。

その他、「お灸」には様々な種類があります。少しでも「お灸」に興味を持って頂く為に今日から何回かに分けて「お灸」の種類について紹介していきます。

 

ひとくちに「お灸」と言っても、様々な据え方があります。日本では主に、皮膚組織に温熱性の侵害刺激を加え、疾病の治癒をはかることを目的にした有痕灸と、温熱刺激を目的にする無痕灸に大別されます。それでは、様々なお灸の種類を紹介していきます。

 

透熱灸(とうねつきゅう)最もスタンダードな灸法で、多くの鍼灸院で実施されています。別名「点灸」とも呼ばれています。目的に合わせた大きさの艾炷を、直接皮膚上の経穴(ツボ)や圧痛点に立てて点火します。透熱灸は灸の痕を残す「有痕灸」で、艾炷がすべて灰になるまで焼き切ります。身体にわざと炎症をつくったり強い温熱刺激を与えることで、血流量を増やしたり、自然治癒力を高めるという治療法です。

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知熱灸(ちねつきゅう)皮膚に火傷を起こさず、灸痕を残さない施灸法です。「知熱」は、文字通り「熱を知る・感じる」という意味で、精製度の低い粗悪もぐさを用いて、小指頭~母指頭大の艾炷をつくり、皮膚上のツボで燃やして温感・熱感を感じたら、すみやかに取り除きます。そのほか、透熱灸と同様に米粒大や半米粒大の艾炷をつくり、7~8分程度燃焼させてから艾炷を指頭で押し消したり、母指と示指の指先でつまんで消したりする施灸法もあります。これは「七分灸」「八分灸」などと呼ばれています。

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打膿灸(だのうきゅう:地域によっては「弘法の灸」という名称でも呼ばれています。大きな直接灸を据え、皮膚に火傷を起こします。直径1.5㎝~2.5㎝程度、高さ2.5㎝~3.5㎝程度の艾炷を、皮膚上のツボに直接のせて点火し、皮膚表層を焼灼・破壊します。神経機能の調整や、菌の排泄、ヒスタミンの生産などを促します。施灸後は火傷が起こり、膿や水が出てくるので、軟膏を塗ったり、吸出膏などを貼ったりする処置をします。この膿を出す工程が最大の特徴で、同じく皮膚を焼ききる透熱灸・焦灼灸と大きく異なる点です。

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焦灼灸(しょうしゃくきゅう)細胞組織の焦灼破壊を目的とした灸法で、局所が破壊されるまで数十壮の多量の施灸をし続ける灸法です。焦灼灸は古くからある灸法ですが、症状によっては患者さんの負担が大きくなったり、熟練したテクニックが必要となる為、現在ではほとんど行われていません。イボやウオノメ、タコ、しもやけ、創傷部の止血と消毒などに用いられてきました。

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本日は「お灸の種類」について紹介させて頂きました。また明日も続いてまだまだある「お灸の種類」についてお伝えさせて頂きます。

 

本日も最後まで読んで頂き有難うございました。また明日元気にお会いしましょう!!

 

Have a nice evening!!